13 posts tagged “グダンスク”
この連帯記念碑の奥にちょっとしたお店があった。土産物を売っている小さなお店。ここで私はTシャツを2枚購入した。その際にお店のおばちゃんに声をかけられ、あなたは日本人か?と聞かれそうだと言うと、朝日新聞の記事を取り出して、私に見せてくれた。そこにはそのおばちゃんの写真と関連記事が載っていたのだが、詳細は覚えていない。多分このグダンスク造船所に関する内容だったと思うが、遠く日本を離れても不思議な出会いがあるものだと感動してしまった。
おばちゃんは興奮して何やら話していたが、ポーランド語が分らず残念であった。話をとりあえず聞いたせいか、帰り際にポストカードを一枚おまけにくれた。ありがとう言ってその場を立ち去った。世界は広いが、意外に狭いものである。そう感じたこの造船所であった。
ポーランド民主化の原動力となった「連帯」。ワレサを中心にポーランド史に大きな足跡を残した。当時のポスターや広告には、この碑に刻まれたポーランド語がよく見られる。「Solidarność」と書かれているのだが、意味は「連帯」、読み方は「ソリダルノスチ」である。この造船所で、実はこの文字の入ったTシャツが売っていて購入。ポーランド人にとっては忘れられない言葉である。その連帯を記念した碑がこの写真のものである。かなり大きかった。
グダンスクには東欧革命で有名になったグダンスク造船所がある。ここには連帯記念碑があり、ワレサ(ポーランド東欧革命の立役者)がもともと勤めていたところである。以前はレーニン造船所という名前であったらしいが、写真のように巨大で背の高い建物がまず目を惹く。
ここでは、連帯の活動、東欧革命で命を懸けた人々を弔う碑が建っている。連帯とは正確には「独立自主労働組合(連帯)」といい。1980年から政府による食料値上げに反対する労働者のストライキがこのグダンスク造船所から始まり、グダンスク協定により自主的な労働組合の設立が許可され、9月に「連帯」が発足したという。ワレサはその創設メンバーであった。
この地に立ってみると、東欧革命の勢いみたいなものを感じる。まだポーランドは貧しいが、この造船所から始まった人々の熱い想いがいつかはこの国を素晴らしい豊かな国にしてくれるのではないかと感じた。